バイクが信じられない絶壁で競う…コースを素手でよじ登ってみた | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

バイクが信じられない絶壁で競う…コースを素手でよじ登ってみた

スポーツ まとめ
バイクが信じられない絶壁で競う…コースを素手でよじ登ってみた
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こんにちは、CYCLE編集部オビナタです。社内の偉い人たちに怖いことをさせられるのが仕事です。

小型飛行機の屋根に乗って空を飛んでくるように命じられたこともありました。

怖かったな~。


ある日、会社にいる大きな先輩、ウリュウさんに声をかけられました。声も大きくて一見怖いけれど、時折見せる優しさで社内の女性とも良好なコミュニケーションをとっている強かな先輩です。

同じ大学出身ということもあり可愛がってもらっています。僕はあまり車に詳しくないのですが、ちょっとしたドライブにも愛車のベントレーという高そうな車を乗り回してドヤ顔をしています。


そんなウリュウさんに外出へと誘われました。

「オビナタくん、今からツインリンクもてぎに行くよ!」

「え、今から?」

ツインリンクもてぎとは、栃木県茂木町にあるサーキットです。ベントレーを見せびらかすために行くに違いないと思いましたが、暇だったのでついていくことにしました。

「ちなみに何をしに行くんですか?」

「トライアルという競技を知ってもらおうと思ってさ」

「え、何ですかそれ?」

「トライアルとはね…」

と、説明を始めるウリュウさん。

トライアルとは、丸太や岩、崖などの障害物が設置された「セクション」と呼ばれる採点区間を、いかにミスすることなくトライアルマシン(競技向けに軽量化されたオートバイ)で走破できるかを競う競技だそうです。










すごい迫力!!

ツインリンクもてぎではトライアルの世界大会が行われているそうで、今年も4月23日・24日に「2016 FIM トライアル世界選手権第2戦 ストライダー 日本グランプリ」が開催されるようです。

「で、この競技をどうするわけですか?」

「ボクはこの競技が好きでね。キミにも魅力を知ってほしいんだ!」

確かに面白そうな競技です。動画を見てみたら興味が沸いてきました。

そんなこんなで、ツインリンクもてぎに到着しました。

「これからいくつか実際のセクションを見て回るよ」

ツインリンクもてぎの広報さんに同行してもらい、各セクションに向かいます。セクションは11用意され、うち5セクションが新設されたそうです。

各セクションは、セクションコーディネーターと呼ばれる職人さんがツインリンクもてぎと協力して作成します。







「オビナタくん、ちょっと登ってみてよ」

「…え?(なに言ってんだろう、この人)」

「競技のすごさを理解するためにさ!」

トライアルマシンで登るために作られたセクションをボクが素手で登る…意味がイマイチよくわかりませんでしたが、せっかくなので登ってみることにしました。

ツインリンクもてぎが売りにしている、150mの崖を一気に登るダイナミックな第3セクションに挑戦です。

「ひえぇ…。無理じゃね、コレ登るの」















足で登るだけでも大変なのに、これをトライアルマシンを使って登るなんて…。並大抵のことではありません。

トライアル選手たちは幼い頃からバイクに触れ、トライアルというスポーツに慣れ親しんだ人たちなんだそうです。

ツインリンクもてぎは全部で12セクション設置されていて、観戦方法もさまざま。1セクションから順番に観ていく方法、応援しているライダーの移動に合わせて観戦する、自分が好きなセッションに腰を据えて応援するなどの方法があります。ゴルフの観戦方法に少し似ていますね。

トライアルの観客席には基本的に座席がないので、決められた場所の中で、自分が見やすいところを見つけて観戦するのだそうです。バイクを手足のように扱い、岩や斜面を駆け上がっていくようすを間近で観ることができます。トップライダーたちのバランス感覚、大胆かつ繊細なテクニックに注目です。

2016年のトライアル世界選手権第2戦が、ツインリンクもてぎで4月23~24日に開催されます。興味が沸いた方は、ぜひ訪れてみるといいのではないでしょうか?


帰りはウリュウさんに、道の駅もてぎの名物「ゆず塩ラーメン」を奢ってもらいました。道の駅もてぎでは茂木警察署が警察官勧誘キャンペーンを開催していまして、ガタイの良いウリュウさんが案の定勧誘されたところも今日のハイライトでした。


「ガタイのいいお兄さんを見つけたから、これは是非勧誘しなければと思って…」と警察官の方。東京で勤務しているということを聞いてがっかりしていました。
《大日方航》

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