レッドソックスの主砲として長くチームを支え続けたオルティーズ。本塁打王1回、打点王2回を獲得したほか、チームを3度のワールドシリーズ制覇に導いた。特に2004年のリーグチャンピオンシップでは、宿敵ヤンキースに0勝3敗と追い詰められた第4戦の延長十二回、劇的なサヨナラ本塁打で反撃ののろしを上げた。
オルティーズは第5戦でも本塁打を放ち、勢いに乗ったレッドソックスは史上初の3連敗から4連勝でリーグを制し、ワールドシリーズでは86年ぶりの世界一を果たした。
史上27人目の通算500本塁打を達成し、引退後の殿堂入りも確実視されている選手のラストイヤーには、多くのファンが注目する。リーグの公式インスタグラムが、ファンのサイン攻めに応えるオルティーズの写真を公開した日の投稿には、「史上最高のクラッチヒッターだ」「彼は史上最高の指名打者だった」「私はレイズファンだけど、彼には最大級の敬意を払う。最高の男だった」など200件以上のコメントが寄せられた。