最近3試合で1分け2敗の大失速を見せ、急速に優勝争いから脱落していったアーセナルには批判も多いが、ベンゲル監督は「我々はレスターを2度倒している」と会見で語った。
「我々がレスターを2度倒したことを思い出してほしい。レスター相手に仕事をした。皆もっと他のチームもよく見るべきだ。矢面に立つ我々ばかりでなくね」
ベンゲル監督が言うのはアウェイで5-2の大勝を収めた第7節と、ホームで後半に逆転した第26節だ。監督は「我々はリーグ優勝をあきらめず、最後まで戦う」と逆転優勝の望みは捨ててないとも話している。
2003-04年シーズンには、無敗でイングランド・プレミアリーグを制したアーセナル。だが、それを最後にリーグタイトルから遠ざかり、今季も優勝争いに加わりながら勝負所で勝ち点を落とした。クラブはベンゲル監督への信頼を失っているとされ、もしFA杯も敗退し無冠に終わった場合は解任との憶測が飛び交っている。
そうした声を意識してかベンゲル監督からは、「いつか私の仕事を引き継ぐ人間が現れる。それも人生の一部だ。可能な限り長い間、ベストを尽くすよ。ベストを尽くし、ベストな形でこのクラブを去る」との発言があった。
この発言にファンからは、「さすがに辞めどきだろう」「コーチというより、政治家のような物言い」「無冠に終わったらその時は…」などの反応が寄せられている。
"The pressure comes from your desire to win next game." The boss speaks ahead of #HCFCvAFC: https://t.co/tnoxiWfYM2 pic.twitter.com/bXbvpgNpJN
— Arsenal FC (@Arsenal) 2016年3月7日