【小さな山旅】海の幸が食べたくなる山…千葉県・鋸山(1) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】海の幸が食べたくなる山…千葉県・鋸山(1)

オピニオン コラム
鋸山・頂上展望台からの景色1
  • 鋸山・頂上展望台からの景色1
  • 鋸山・頂上展望台からの景色2
  • 鋸山・頂上展望台からの景色3
  • 地獄のぞきを下から見上げる
  • 地獄のぞきはこんなのです
  • 低山ばかりの風景でも、上から見下ろすのは気持ちがいい
  • 今回もロープウェーのお世話になりました
  • ここから出発
千葉県鋸南町と富津市の境に位置する鋸山(のこぎりやま)。標高330mの山は江戸時代から盛んに採石が行われており、良質な石材=房州石の産地であった。

採石の進行に伴い露出した岩が、ノコギリの歯のように見えることから「鋸山」の名が付いたという。正式名称は乾坤山(けんこんざん)。1982年に採石が終了した後、観光資源として利用されている。

●観光地としても優秀
日本百低山にも指定されているこの山は、とにかく見どころが多い。ロープウェーで上り下りできるため、この日もけっこうな数の観光客が訪れていた。

日本寺の大仏、地獄のぞき、百尺観音、千五百羅漢、石切場跡…。そして、その眺望の良さ。観光スポットとして成り立つのも頷ける観光資源の多さであり、また、それら一つひとつの質も非常に高い。


鋸山・頂上展望台からの景色

今回は、その見どころのひとつ「眺望の良さ」についてご紹介する。ロープウェーの展望台から見えるのは、360度の大パノラマ。対岸に霞んで見えるスカイツリーや都市部のビル群といった人工的な建造物。一望できる東京湾と、広大な太平洋。そこにぼんやりと浮かぶ島の姿。近隣の小さな山々…富山、御殿山、伊予ヶ岳。

●自然物と人工物の対比が楽しめる
360度、どこを見ても景色が良い。あっちを見ては、こっちを見て、またあっちを見ては…を繰り返す。

大自然の象徴といえる海と山。それと対照的な都会のビル群やアクアライン。この自然物と人工物のコントラストが、より風景を魅力的に感じさせ、飽きさせない。

潮風を身体で感じながら、これらの風景を眺めていたら、無性に海鮮丼が食べたくなった。山に登って、海の幸が食べたくなるとは…。

鋸山は、このように対比を楽しむ山なのかもしれない。
《久米成佳》

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