キヤノン製カメラ4台+録画ソフトの簡易防犯カメラシステム…30万円台を実現 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

キヤノン製カメラ4台+録画ソフトの簡易防犯カメラシステム…30万円台を実現

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キヤノンマーケティングジャパンでは、昨今、比較的低価格で導入できるネットワークカメラをラインナップに力を入れており、今回展示されたシステムもそうした戦略の一環で提供されているという(撮影:防犯システム取材班)
  • キヤノンマーケティングジャパンでは、昨今、比較的低価格で導入できるネットワークカメラをラインナップに力を入れており、今回展示されたシステムもそうした戦略の一環で提供されているという(撮影:防犯システム取材班)
  • スキー場に設置したネットワークカメラがとらえた映像。例えばスキー場近くの旅館やホテルが同システムを導入すれば、宿泊客に対して天候への助言や注意をうながすことができる(撮影:防犯システム取材班)
 キヤノンマーケティングジャパンは、東京ビッグサイトで19日まで開催されていたホテル・フード産業向けの商談展示会「HCJ2016」の富士通・ソレキアのブースにて、同社のネットワークカメラ4台と無料の録画ソフトをセットにした簡易防犯カメラシステムに展示を行った。

 ネットワークカメラとひと口にいっても性能やメーカーの方針、営業努力により値段はまちまち。最先端の機能を搭載したモデルであれば、1台あたりの値段は100万円を超えることも珍しいことではない。

 しかし、簡易防犯カメラシステムは、キヤノンマーケティングジャパンが、同社製品の普及を目的としたエントリーモデルのネットワークカメラを使った構成となっており、カメラ4台と無料の録画ソフトがセットで30万円台という価格を実現している。

 エントリーモデルというと、性能面が気になってくるが、同社のラインナップでは小型ながらフルHD、HD画質に対応した製品を揃えており、PTZドームカメラや、カラー撮影時が0.4ルクス、白黒撮影時には0.2ルクスの最低被写体照度を実現したモデルまである。

 展示されていたシステムの構成例としては、フルHD対応でカラー撮影時には0.95ルクス、ナイトモードでの白黒撮影時には0.5ルクスの最低被写体照度に対応し、日本防犯設備協会により優良防犯機器(RBSS)に認定されたPTZドームカメラ「VB-S30D」を2台、小型軽量(W34×H54×D112mm/重さ約180g)ながら、カラー撮影時が0.4ルクス、白黒撮影時には0.2ルクスの最低被写体照度を実現するフルHD対応のボックス型カメラ「VB-S900F」を2台、そして計4台の録画管理が行える無料ソフトウェア「RM-Lite」がセットで349,200円(税別)を実現している。

 上記のセットで使われているカメラなら、動体検知や持ち去り検知、置き去り検知などのインテリジェンス機能を備えているので、効率的な映像監視も可能だ。

 今回の展示会がホテル、旅館、飲食業界向けの展示会ということもあり、想定する使い方としては、ホテルや旅館での防犯や安全管理、サービスの向上など。例えば、館内施設などのトラブルや混雑状況の確認、山あいや川沿いなどにある露店風呂を持つ旅館などなら周辺の天候や災害監視などが可能だ。また、ネットワークカメラなので、撮影した映像をタブレットやスマートフォンなどからも見られるため、複数拠点での監視も行える。

 4台以上の監視カメラによるシステムを構築したい場合は、有料の録画ソフトが必要になるが最大512台のネットワークカメラによる大規模映像監視システムの構築も可能だ。

キヤノン製カメラ4台+録画ソフトで30万円台を実現!簡易防犯カメラシステム

《防犯システム取材班/小菅篤@RBBTODAY》

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