ロッテのドラフト1位ルーキー・平沢大河が2月2日、初の屋外フリー打撃に臨み鋭い当たりを放った。52スイングで6本の柵越えも披露し、1軍生き残りに猛アピールだ。
平沢は最初こそタイミングが合わない様子も見せたものの、次第にアジャストしていき24スイング目には中堅フェンスを越える当たり。木製バットでの大飛球に本人も、「ビックリしました。芯でとらえたときは木製のほうが飛びますね」と驚いていた。
柵越えは右投手から3本、左投手からも3本と左右の違いを苦にしなかった。強引に引っ張ることはせず、外寄りの球は逆方向へ強く打ち返すなど広角に打ち分ける柔軟さも見せた。
立花義家打撃コーチは平沢のバッティングについて、「トップをしっかり作って、木製バットのしなりを使って打てている」と評価した。
平沢のフリー打撃にファンからも、「こんなに楽しみな新人は久しぶりだ」「何というか、センスの塊のような気がする」「臆せず伸び伸びやって欲しい」「開幕一軍も夢ではないかな。でも、無理せずゆっくり育てて欲しい気もする」など、先が楽しみな逸材との声が多い。
《岩藤健》
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