フランスのポールリカール・サーキットで26日、ピレリタイヤのF1雨用タイヤのテスト2日目が行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が総合トップタイムを記録した。
ピレリの雨用タイヤのデータ収集とプロトタイプモデルのテストも行われ、人工的にウエットコンディションにされたコースで選抜されたフェラーリ、レッドブル、マクラーレンの3チームがタイヤテストに協力。2日間合わせて659周(2,326km)を走破した。
フェラーリは初日にキミ・ライコネン、2日目にはベッテルが走行を担当。特にベッテルは順調に1日のプログラムを消化し、134周を走破。1分06秒750をマークした。2番手にはダニール・クビアト(レッドブル)で1分06秒833、3番手にはマクラーレンのテストドライバーであるスロフェル・バンドーンが1分07秒758で続いた。
初日はエンジントラブルに見舞われたマクラーレン・ホンダだったが、2日目は127周を走破。ベッテルから1秒遅れだが、今回はタイヤテストが主目的で全て2015年スペックのマシンでのテストだったため、この差は今シーズンに向けては大きく影響はしないだろう。
なお、各チームが2016年マシンを揃えて行われるプレシーズン合同テストは2月22日からスペイン・バルセロナで開始される。
ピレリ ウエットタイヤテスト(1月25・26日)総合結果
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分06秒750
ダニール・クビアト(レッドブル)1分06秒833
ストフェル・バンドーン(マクラーレン)1分07秒758
ダニエル・リチャルド(レッドブル)1分08秒713
キミ・ライコネン(フェラーリ)1分09秒637
【F1】ピレリ雨用タイヤテスト、トップタイムはベッテル
《吉田 知弘@レスポンス》