インテル コーポレーションは1月5日、米国ラスベガスで開催中の「International Consumer Electronics Show(CES)2016」でスポーツ分野に関する発表を行った。
同社CEOのブライアン・クルザニッチ氏は、ESPNとレッドブルと協業する計画を発表。両社との協業により、同社の技術を搭載したソリューションの開発を行い、スポーツでのトレーニング手法や競技観戦、競技方法を変革する。
また、ニューバランス、オークリーとも協力し、人々がスポーツをアクティブに楽しめるツールをパーソナライズ化し、進化させていく。
米スポーツ専門局ESPNとの協業では、最新テクノロジーを使って冬のエクストリームスポーツの祭典「X Games Aspen 2016」でアスリートの技を詳細なデータ分析で解説。
男子スノーボードのスロープスタイルとビックエアの両競技でインテル Curieモジュールを組み込み、空中回転、ジャンプの高さや距離、スピード、着地時の力のかかり方などの演技データをリアルタイムで提供する。
また、テレビ技術会社Replay Technologiesと協力し、スタジアムや自宅でスポーツ観戦するファンのために、放送を通じた斬新な視聴体験を提供。同社のプラットフォームに最適化されたリプレイ・テクノロジーズのFreeDテクノロジーによって、重要なシーンをほぼすべてのアングルから再視聴でき、それを独自のクリップとして世界中の人々と共有できる。
スポーツブランドのニューバランスとの協力では、ニューバランスに新設されるデジタル・スポーツ部門事業の一環として、ウェアラブル技術の開発で協業。2016年のホリデーシーズンでの提供に向けて、スポーツタイプのスマート・ウォッチを開発する。
スポーツ&ライフスタイルブランドのオークリーとは、音声で操作できるリアルタイムコーチング機能を備えたスマート・アイウェア「Radar Pace」を公開。Radar Paceは、ランナーやサイクリスト、トレーニング愛好家がリアルタイムにフィードバックや分析結果を得て、パフォーマンスを改善できるようにすることを目指す。
《美坂柚木》
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