【小さな山旅】里山で食べる、最高級の食事 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】里山で食べる、最高級の食事

オピニオン コラム
奥久慈の食材をふんだんに使った「奥久慈ピザ」。「茨城女子ライフ研究所」が企画し、野菜ソムリエの活動団体「ベジフルコミュニティいばらき」がレシピを提供。野菜ソムリエの田野島さんと大野さんが調理した。
  • 奥久慈の食材をふんだんに使った「奥久慈ピザ」。「茨城女子ライフ研究所」が企画し、野菜ソムリエの活動団体「ベジフルコミュニティいばらき」がレシピを提供。野菜ソムリエの田野島さんと大野さんが調理した。
  • そば粉を使ったピザ生地。
  • オーブンで焼く前の状態。地元の食材がイキイキとしており、このままでも美味しそう。
  • 左がリンゴのピザ、右がネギとしゃものピザ。
  • 向かって左が田野島さん、左が大野さん。
  • フェスで奥久慈ピザを振舞う田野島さんと大野さん。
地域の食材をふんだんに使った料理を、その地域で食す。それは、高級料亭や高級レストランで食べる食事と同等の、いやそれ以上の贅沢な食事のように思える。

旅先でそのような食事を振舞われたならば、どんな食事よりもはるかに価値は高いのではないか。そして、とても嬉しい食事なのではなかろうか。先週紹介した「奥久慈ワンダーフェス」で、そんな気持ちになれる奥久慈の食材を使ったピザにありつけた。

●奥久慈ピザ
茨城県大子町は農業が盛んな地域だ。この日いただいたピザは、大子町で育てられた食材をふんだんに使用している。そば、リンゴ、ネギ…有名な「奥久慈しゃも」など。

「奥久慈ピザ」は、茨城の女性の活動を応援する「茨城女子ライフ研究所」が、大子町の地域資源のPRをサポートするために企画した。そばはもちろん大子町産。種撒きから収穫まで、県内・県外から参加した女性たちの手によって行われた。そば粉の生地は、小麦粉を使った普通のピザとは違い、パリッとした食感でそば粉の香りも楽しめる。

トッピングには、リンゴとチーズを載せたものと、ネギ・チーズ・しゃもを載せたものの2種類。リンゴを載せたピザは、リンゴのとろりとした食感と、そば粉生地のパリッと食感の組み合わせが楽しい。リンゴの甘味もちょうどいい感じで、スイーツとしてもいただけそう。しゃものピザはジューシーな味わい。お酒のツマミに合いそうだ。

●野菜ソムリエが語る食育
そば粉ピザを提案したのが、野菜ソムリエの活動団体「ベジフルコミュニティいばらき」だ。今回のフェスでは、その代表として野菜ソムリエの田野島万由子さんと大野晴子さんが参加。ふたりは学校や幼稚園などで食育の授業や講演会などを開き、食べ物の大切さと食べることの楽しさを教えている。そのほかにも、生産者への6次産業化の支援、農産物のレシピ提供、商品開発など、茨城県を舞台に活躍中だ。

彼女たちが、野菜ソムリエとして目指すところとは…。田野島さんに話を聞いた。

「高齢化によって、年々生産量が減少している品目もたくさんあります。私は生産者よりの仕事を多くしているので、そういう農業の現実や食べ物の作られ方を、消費者の方にもっと知ってもらいたいです。食べ物のことをよく知ってもらって、魅力を知ってもらって、食べることが楽しいという生活をしてほしいですね」

人間のエネルギー源である「食べ物」のことを、世の人々はもっと知るべきなのだ。食べ物を知れば、地域を知ることができる。気候や土壌に合ったものを作るのは当然のこと。

食べ方や味付けだって、地域ごとに異なる。昔から地域で食され続けた郷土料理の背景には、住民の数だけ物語もあるだろう。

地域を知れば、地域に愛着がわく。郷土愛が育まれれば、地方の活性化にもつながる。「食べ物」はすべての要素の架橋となる、重要な存在なのだ。

…など難しいことはその時は微塵も考えることなく、テント山の頂上で奥久慈ピザを美味しく食べた。大子町の自然を肌で感じながら、肌寒さを感じながら(晩秋の屋外である)、楽しくピザを食べることは、最高級の贅沢な食事に違いない。
《久米成佳》
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