11月13日にサッカースペイン代表は、イングランドとの国際親善試合を行う。前日会見でスペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、イケル・カシージャスとダビド・デ・ヘアの正GK争いを歓迎した。
今季レアル・マドリードから、ポルトへ移籍したカシージャス。その後釜としてレアルが獲得を目指しながら、書類の不備という思わぬ理由で不成立に終わったデ・ヘア。ともに今季の活躍を心配されたが、ここまでは好調できている。デル・ボスケ監督はふたりについて、「彼らがクラブで今のようなプレーをして、好調を維持できるなら問題なくふたりを共存させられる」と話した。
「ふたりは当然の資格があってここにいる。ひとりは160キャップ以上。もうひとりはより少ないが、素晴らしい記録を残している。ふたりがいてくれて我々は幸運だ。どちらがゴールを守っても安心できる」
世界最高峰の正GK争いに幸福なジレンマを感じているデル・ボスケ監督。一方で左肩痛が再発し、代表戦の欠場が決まっているセルヒオ・ラモスには心配の種が尽きない。
「決断はクラブの医療スタッフが下した。彼らは選手を毎日見ている。次の試合は3月なので、早くいい状態に戻ってほしいと思う。大事なのは6月に準備を整えることだ。彼には順調に回復してほしい」
2016年6月10日に開幕するEURO2016。本大会を万全の状態で迎えることが最優先だと、デル・ボスケ監督は考えているようだ。
《岩藤健》
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