ワシントン・ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が、背中の腫瘍を摘出していたことが分かった。球団の公式サイトが代理人スコット・ボラス氏のコメントを伝えている。
背中の腫瘍は良性だったが、投球時に違和感があり手術したというストラスバーグ。ボラス氏は「彼は背中にちょっとした腫瘍があったので、治療することにした」と話している。
2009年のドラフトで全体1位指名を受け入団したストラスバーグは、大学時代から最速166キロを投げる豪腕投手として注目された。2010年にメジャーデビューを果たしたが、シーズン中に右ヒジを痛めてトミー・ジョン手術を受ける。以降もたびたび離脱し、故障がちな投手と見られるようになった。
今季も23試合に登板し防御率3.46、11勝7敗を残したが、5月末から6月下旬まで首の張りを訴え離脱していた。
そのためファンからも、「故障が多いな。入団前の期待値が高過ぎたね」「入団時の期待を考えると物足りない」「ドラフト史上最高の投手と言われた素材だけに復活してほしい」「タイトルは獲ったがエースと言うには物足りない」など、もっと圧倒的な活躍を期待していたという声が聞かれる。
来季こそ「20年にひとりの逸材」と言われた実力を見せることができるか。
《岩藤健》
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