メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』は11月7日、今季のFA市場が開幕したことを伝えた。ロサンゼルス・ドジャースとの3年契約をオプトアウトしたザック・グレインキーらが注目される中、前田健太が取り上げられている。
防御率1.66、19勝3敗でキャリアハイの成績を残したグレインキー。ドジャースとの契約を自ら破棄した右腕には、サンフランシスコ・ジャイアンツが獲得に乗り出すのではと噂されている。ジャイアンツは青木宣親、マーロン・バードの契約オプションを破棄し、浮いた資金で大物ピッチャーの獲得を狙っている。
ジャイアンツとすればグレインキーの獲得は右のエースを得るだけでなく、ナショナル・リーグ西地区のライバルに直接痛手を与える行為だ。
トロント・ブルージェイズからFAになった、デビッド・プライスも去就が注目されるひとりだ。2012年のサイ・ヤング賞投手には、シカゴ・カブスが興味を示している。
そしてMLB外から来る国際的な注目選手のひとりに、広島の前田健太が挙げられた。前田はまだ海外FA権を取得していないが、ポスティング制度で移籍する可能性が伝えられている。『MLB.com』では前田が今季、広島で防御率2.09、15勝8敗の成績を残したことが紹介され、メジャーリーグの球団は前田を激しく求めるだろうとした。
まだ正式表明前にも関わらず、メジャー挑戦は既定路線と見られている前田。日米で注目を集める去就にファンは、「行けるときに挑戦するのはありですよね。応援してます」「いい契約を勝ち取れるといいね！」「沢村賞も獲ったし今年行くのが一番いい」「メジャーでも頑張ってほしいような日本で見られないのは寂しいような…」「ファンとしては残ってもらいたいけど、あっちに行くならメジャーでも名前を残すような活躍してもらいたい」など、もし挑戦するなら日本のエースとして頑張ってほしいと期待する。
日本人ではその他に、シアトル・マリナーズの岩隈久志投手がFAになり、オフの争奪戦が予想されている。
《岩藤健》
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