【THE REAL】ジュビロ磐田で輝きを放つホープ…司令塔・小林祐希、黄金の左足に込める矜持と決意 4ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】ジュビロ磐田で輝きを放つホープ…司令塔・小林祐希、黄金の左足に込める矜持と決意

オピニオン コラム
小林祐希 ジュビロ磐田ホームページの紹介 スクリーンショット
  • 小林祐希 ジュビロ磐田ホームページの紹介 スクリーンショット
  • ヴェルディのホームページに掲載された小林祐希移籍発表 スクリーンショット

■最年少キャプテン、期待と重圧

ヴェルディのユースから2011年シーズンにトップチームへ昇格。翌年には背番号「10」を背負い、クラブ史上最年少の19歳でキャプテンに就任した軌跡が、小林に託された期待の大きさを物語る。

才能だけでなく、物怖じしない言動でも小林は注目を集めた。直接フリーキック役を半ば強引に担った、ルーキーイヤーのある試合後にはこう言い放った。

「止まっているボールを一人で蹴ることができるのだから、自信のあるヤツが蹴ればいい。フリーキックは流れを引き寄せるための絶好の武器。いままでは遠慮がちだったけど、練習でも決めていたので自信はあった。絶対にやってやろうと思っていた」

自らの活躍で勝った試合後には、こんな言葉を残したこともある。

「まだまだ子どものサッカーから抜け出せていない。もっと試合の流れや状況を読んで、スピードアップやダウンなどの変化をつけないと。ひとつひとつのプレーに一喜一憂するのは三流がすること。ひとつ上の二流に到達するためには、90分間を通してメンタルも安定させないといけない」

いつかはオレの時代が来ると信じて疑わなかった日々。しかし、背番号「10」の重みとキャプテンの肩書が次第にプレッシャーと化し、小林のプレーに影を落とす。

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《藤江直人》

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