同セッションは、メディア向けにGoProの使い方をレクチャーするもの。GoPro本社でマーケティングを担当するKris Jamieson氏も来日し、GoProの理念、発売されたばかりの「HERO4 Session」の使い方、撮影のコツなどを参加者に教えた。
●Kris Jamieson氏のコメント
GoProチームに長年携わり、この特別なカメラの進歩に捧げてきました。非常に強い思い入れがGoProにはあります。なぜ私がそんなにまでGoProに想いをこめるのか、その一部でも皆さんにわかってほしいとこの場を設けました。
「今時スマートフォンなどいたるところに付属のカメラがあるのに、なぜGoProをわざわざ使うのか?」と聞かれることがあります。この答えにGo Proの哲学が存在します。
あなた方がカメラで写真を撮るとき、カメラの画面を覗きながら写真を撮るでしょう。この時、現実から離れて、カメラの世界に入ってしまうのです。
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GoPro Session
例を挙げましょう。あなたがコンサートに行ったとします。あなたはコンサートの様子を撮影しはじめます。その時、肉体は確かにコンサート会場にいても、意識と眼はバーチャルの世界に飛んでいってしまいます。撮影を始めた瞬間にあなたはカメラマンとなり、一緒にいる人から一歩離れたところにいってしまうのです。
その点GoProは、撮影者が経験しているところから離れないで撮影できることを最大限に念頭に置いて設計されています。その瞬間を生身で楽しみながら、映像にも収めることができるのです。どのGoProを使うかで差はあれど、すべて同じ哲学、思想に基づいています。
新しく発売されたGoPro Sessionは、私自身非常に気に入っていて、いつも使っています。撮影方法は多様性に満ちあふれていて、今まで全く考えなかった使い方を日々発見しています。
一番の特徴は、撮影方法が単純なこと。ボタンを1回押すと撮影が開始されます。もう1度押すと撮影が止まり、電源が落ちるシステムになっています。本体自身がすでに防水となっていることも特徴です。