サッカーのドイツ代表は10月11日、EURO2016予選でジョージア代表に2-1で勝利した。ドイツは勝ち点を22に伸ばし、最終節でグループD首位通過を決めた。だが予選で2敗を喫した代表チームに、ヨアヒム・レーブ監督は浮かない顔だ。
2014年ワールドカップブラジル大会を圧倒的な強さで制したドイツ。だがEURO予選では第2節で早くもポーランドに敗れ、続く第3節でもアイルランドと引き分け。思うように勝ち点が伸びず苦しみながらの戦いだった。
「我々はこのグループを制した。それはいいことだ」と話すレーブ監督の顔は険しい。「その点には満足できるが、少なくとも私は最後の2試合には満足できない。アイルランド戦とジョージア戦の戦いぶりは、我々が目指すものではない」とコメントし、この試合もチームは求めるクオリティに達していなかったとした。
「このグループは厳しかった。ワールドカップ後に戦うものとしては、この10から12年間で最もハードな組だった。簡単な道のりではなかった。初戦を落としたアイルランド戦では、終盤にゴールを許したし、アイルランドとのアウェーゲームも落としている。我々の野心はこんなものではない。たくさん取り組まねばならないことがあると、我々全員が認識していると思う」
《岩藤健》
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