TIASで学びたい理由、最先端のスポーツ学府が誇るもの…つくば国際スポーツアカデミーの第一期生たち その2 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

TIASで学びたい理由、最先端のスポーツ学府が誇るもの…つくば国際スポーツアカデミーの第一期生たち その2

スポーツ まとめ
つくば国際スポーツアカデミーの入学式、Abdulさんがスピーチ(2015年9月30日)
  • つくば国際スポーツアカデミーの入学式、Abdulさんがスピーチ(2015年9月30日)
  • Abdulさん
  • Akashさん
  • つくば国際スポーツアカデミーの入学式(2015年9月30日)
  • つくば国際スポーツアカデミーの入学式(2015年9月30日)
茨城県つくば市に開設されたつくば国際スポーツアカデミー(TIAS)は9月30日、入学式を行った。TIASは日本政府が推進する、オリンピック・パラリンピックムーブメント普及のためのプログラム「Sport for Tomorrow」の一環として開設された。

日本を含む12カ国から18人が第一期生として入学し、自己紹介の挨拶が行われた。入学式でのプレゼンの様子を一部紹介していく。

今回はガーナより来日したAbdulさん、インド出身のAkashさんを紹介する。

●Abdul Wahab Mushaさん(ガーナ)

【経歴】
1998年にガーナ大学でベストスポーツマンに選出される。第15回ガーナ大学スポーツゲームで銀メダルを獲得。卒業後はガーナのFIFA Football for Hope Centerでスポーツプログラムを通した社会調停などに取り組む。FIFAのトレーニングプログラムにも参加し、その後は管理者としてガーナのスポーツ文化発展計画に尽力。2012年からはケープ・コースト大学で主に管理補佐として、体育・健康分野の研究を行ってきた。

【Abdulさんのコメント】
TIASにおいて、人脈を広げ、学び情報を共有し、スポーツ界のリーダーとなれるように日々励んでいきたいと思います。スポーツ文化と平和の発展を自分の中での長期計画としていますが、そのためにスポーツ分野で学術的なキャリアを積み上げ、より良い発展のためにスポーツを使った革新的な方法を見つけていきたいと考えています。

●Akash Barseさん(インド)

【経歴】
ホッケー、フットボール、クリケット、水泳の各スポーツをそれぞれナショナルレベルでこなす運動能力を持つ。電気技師の資格を保有し、国連開発と平和のためのスポーツ局UNOSDPの日本支部で働いた経験を持つ。現在はNGOでスポーツ界における若いリーダーを育成するためのプログラムを監督。インドでのスポーツフェスティバルをマネジメント、評価する仕事を担当する。

【Akashさんのコメント】
少年時代からスポーツを続けてきました。それが大学において、スポーツの世界で研究を続けてきた理由です。UNOSDPのスタッフとして、日本でヤングリーダーズプロジェクトのスポーツの発展事業に関わったこともあります。

仕事の目標は、スポーツに挑戦する機会、スポーツで成長する機会をより増やしていくことです。責任あるスポーツマネージャーとして、すべての子どもたちにスポーツをする権利を保証し、個々の生活を変化させる可能性のあるスポーツに触れる機会をもっと増やしたいと考えています。また、フェアプレーの精神を通してスポーツによる教育をする機会を創出していきたいです。

なぜ私がTIASで学びたいか。オリンピック、パラリンピックを成長させていくために、TIASのスポーツ界でマネージャーを排出していくコンセプトが素晴らしいと考えているからです。スポーツ界の発展に貢献するという私の夢にも一致すると思います。

同時に祖国に大きなインパクトを持ち帰ることができますし、ここでの教育がロールモデルにもなるはずです。最大限の知識とスキルを獲得し、将来的にスポーツ界の国際的な仕事に関わることができる人材になりたいと考えています。

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その1
次世代のスポーツリーダーたちに迫る…つくば国際スポーツアカデミーの第一期生たち

その2
TIASで学びたい理由、最先端のスポーツ学府が誇るもの

その3
スポーツ分野においては、理論構築だけではなく実践をしていくことが求められる

その4
触媒となるTIAS…各国エリートたちの化学反応
《大日方航》

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