ヤクルト、14年ぶりのセ・リーグ優勝…2年連続最下位から下馬評を覆す | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ヤクルト、14年ぶりのセ・リーグ優勝…2年連続最下位から下馬評を覆す

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野球 イメージ(c)Getty Images
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プロ野球は10月2日、ヤクルトが阪神を2-1で下し14年ぶりのセントラル・リーグ優勝を決めた。延長十一回にサヨナラ安打を放ったのは、今シーズン開幕から苦しんだ雄平だった。

関本賢太郎のタイムリーで阪神が八回に1-1の振り出しに戻した試合は、延長に入っても両チーム譲らず無得点が続いた。だが十一回裏にヤクルトはヒットに相手のエラー、敬遠気味の四球があって二死一塁、三塁とした。

この場面で打席に立った雄平は厳しく内角を攻められながらも、一塁線を破る強烈な当たりでサヨナラ安打を放った。開幕は4番で迎えながら極度の不振に喘ぎ、打順を落とした男が、長いシーズンを最高の形で締め括った。

執念の一打にファンからは「雄平、苦しんだことが最後に報われたな」「あそこで雄平が打ってなかったら、残り2試合は苦しかった。本当に大きい」「本当に苦しんだ1年でしたね。だからこそ最後に優勝を決めてくれて最高でした」「雄平ありがとう!みんなありがとう!」などの声が寄せられている。

90年代に野村ID野球で黄金期を築いたヤクルト。その後は低迷し、最近は2年連続最下位。開幕前に優勝予想する評論家もほとんどいなかったが、そうした見立てをすべて覆し見事14年ぶりの優勝を果たした。
《岩藤健》

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