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ジョコビッチユニセフ親善大使、祖国セルビアで難民の子どもを訪問

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ジョコビッチユニセフ親善大使、祖国セルビアで難民の子どもを訪問
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日本ユニセフ協会は、ノバク・ジョコビッチ ユニセフ親善大使が、ベオグラードの「子どもにやさしい空間」を訪問し、セルビア経由で西ヨーロッパへ向かう難民と移民の子どもたちを訪問したと発表した。

今年の始め以来、セルビアでは、難民申請者として12万9,947人が登録された。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の推定によると、少なくとも同数の人々が難民登録をせずにセルビアを通過している。

ユニセフは、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国近くのプレセボと首都ベオグラードの2カ所に、教材と玩具を配備した「子どもにやさしい空間」を設置。どちらの場所でも、同時に最大50人の子どもたちが遊んだり、心理社会的支援を受けることができる。

ジョコビッチ大使は、ベオグラードの「子どもにやさしい空間」を訪問。「子どもたちは燃えるような暑さや雨が降る寒い夜に堪えて、家族と共に何日も旅をしてきました。彼らは肉体的に疲れ切り、心の傷を抱えています」と語り、難民や移民のほぼ3分の1を占める子どもたちの状況に心を痛めた。

また、「難民や移民の子どもたちは、子どもの権利条約に則って、適切に保護されなければなりません」とコメントし、「こういった絶望的な状況下にある子どもたちを救うための最善の方法は、人口移動の根本要因を解決するための協働です。紛争を終結するためのより積極的な外交努力を通じて、さらには、難民の出身国への開発及び人道支援の提供によって、解決していくのです」と話した。

ユニセフ・セルビア事務所では、適切な支援を提供するために、プレスボとベオグラードでソーシャルワーカーの追加採用を実施。ソーシャルワーカーは、保護者がいない子どもが見つかった場合の対応方法の基準作りの支援を行っている。
《美坂柚木》

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