9月19日に行われたプレミアリーグ第6節、アーセナルはふたりの退場者を出しチェルシーに0-2で敗れた。アーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督は、ガブリエウ・パウリスタ退場の引き金になったジエゴ・コスタの振る舞いを厳しく非難した。
コスタは前半から何度もローラン・コシールニーに挑発行為を繰り返し、一触即発の状態になる。パウリスタはふたりの間に入って止めようとするが、今度はコスタとパウリスタがつかみ合いを始め両者ともイエローカードを出される。
さらにリスタート開始直後、コスタは主審に「パウリスタに蹴られた」と訴えた。これでパウリスタは退場になる。
ピッチ上を引っかき回しながら、自身はイエロー1枚もらっただけで後半37分までプレーしたコスタに、ベンゲル監督の怒りも収まらない。
「彼は好き放題やってもピッチに残れ、反応した者は退場させられる。彼の振る舞いは受け入れがたいと思う。映像をよく見てみれば彼が先にコシールニーに何をしたのか分かる。スローインの前に顔を押したり叩いたりしていた。それでも彼はいつも見逃される。まったく驚くべきことだ。主審の決定はまったく理解することができない。退場のことだけではない。なぜジエゴ・コスタはピッチに残るのか? ガブリエウの退場は受け入れても構わない。ああいう反応をすべきではなかった」
記者から「FA(イングランドサッカー協会)はコスタについて調査すべきか」と問われ、「少なくともそれは行われるべきだ。彼は来週もその翌週も同じことをして見逃されるだろう」と話した。
一方のチェルシー、ジョゼ・モウリーニョ監督は「ベンゲルが愚痴を言わなかった日はない。唯一の例外はコミュニティ・シールドでチェルシーに勝ったときだ」と勝ち誇っていた。
《岩藤健》
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