野球のU-18ワールドカップは9月1日、第1次ラウンド第5戦で日本対メキシコ戦が行われ、投打の噛み合った日本が12-0で大勝した。日本は1次ラウンド5戦全勝でスーパーラウンド進出を決めた。
雨により開始が約2時間遅れた試合は、先発の成田翔(秋田商)がメキシコ打線を手玉に取った。キレのいいストレートとスライダーで三振の山を築く。2番手の高橋樹也(花巻東)も五回からの2イニングを完璧に抑え、最後は高橋純平(県岐阜商)が2者連続三振で締めた。
U-18代表を率いる西谷浩一監督(大阪桐蔭)は、「(成田は)1番最後の登板になってしまった。もっと早く投げさせたかったが、ピッチャーがひとりで投げきる試合が多かったので。本人もウズウズしてたと思う」と話し、登板間隔や天候など難しい状況が重なった中でも見せた好投を称えた。
圧勝でスーパーラウンド出場を決めた代表に、「U18代表5試合で54得点1失点って凄いな」「5試合中4試合が2桁得点、うち3試合がコールド勝ちって笑いしか出ない」「U-18の日本代表5試合やって1失点なのすごすぎでしょ」「成田君、スライダーキレ、キレ。見事な奪三振ショーだった!」などの声が寄せられている。
スーパーラウンドはトーナメント戦でなく、6チームによる総当たり戦。そのうち上位2チームが9月6日に阪神甲子園球場で行われる決勝へ進む。
参加チームは日本、アメリカ、オーストラリア、韓国、キューバ、カナダ。
《岩藤健》
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