8月31日から開幕するテニスの全米オープン、錦織圭は自己最高の第4シードで出場する。昨年の準優勝者として、今年は優勝が期待される中での出場だが、ブノワ・ペールとの1回戦に向け調子はいいと語った。
会見で錦織は「今回は気持ち的にも体力的にも、自信を持って臨めると思う」と話し、いい準備ができたと自信をのぞかせた。
「何か試合中にあれば別ですけど、体力的には問題ないので今までで一番いいんじゃないかと思う。テニスの調子もいいですし、あとはどれだけ試合の中で自分の力を出せるか。準備はしっかりできていると思うので、あとはしっかりコートで戦うだけです」
初戦の相手ペールについては「怪我でしばらく休んでいたが、最近また調子を上げてきている。サーブがいいのと、バックハンドは僕の中でトップ3くらいの…ちょっと言い過ぎたな、トップ5くらいの実力はあると思う。リターンやバックからの組み立てはかなりうまいので、強い相手かなと思う」と印象を語った。
昨年の好成績から周囲は優勝を期待してしまうが、錦織自身はあまり意識してないと話した。
「優勝ということはあまり考えていない。今年はまた新しい全米オープンなので、決勝に行けるとも限らない。自分自身のプレーを1回戦から貫いて、体調もテニスの調子もとてもいいので、しっかりやれば後半に行けるチャンスはあると思います」
気になる錦織の試合は31日午前11時(日本時間9月1日の午前0時)開始の、第1試合と決まった。
《岩藤健》
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