【世界陸上2015】谷井が銅メダル、日本勢初の表彰台…男子50キロ競歩 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【世界陸上2015】谷井が銅メダル、日本勢初の表彰台…男子50キロ競歩

スポーツ 短信
谷井孝行(c)Getty Images
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世界陸上北京大会は8月29日に男子50キロ競歩が行われ、谷井孝行が3時間42分55秒で3位に入った。今大会の日本勢初、日本の競歩界としても初のメダリストが誕生した。

23日に行われた男子20キロ競歩では、世界記録保持者の鈴木雄介が棄権、まさかの入賞者なしに終わった日本。最終日前日に待望のメダルを獲得した。

レースはスローペースで始まった序盤から、スロバキアのマテイ・トスが抜け出すと、集団がそれを追いかける展開になった。徐々に集団から脱落する選手が出始めても、日本は谷井と荒井広宙が粘り続けた。

最後は谷井と荒井のメダル争いになったが、約50秒の差で谷井が3位に入った。高校時代に世界ユースで銅メダルを獲得し、早くから競歩界の期待を一身に背負ってきたベテランだが、これまで世界陸上は2011年テグ大会の9位が最高だった。

最後は足がつりそうだったという谷井。死力を尽くした銅メダルに「おめでとうございます。リオでもメダルを目指して頑張ってください」「50キロ競歩で日本初めての銅メダルおめでとう谷井孝行選手! 今度はオリンピックです、頑張ってください」「世界記録を今年出したばかりの鈴木雄介(20km競歩:棄権)に注目が集まったけど、こっちも世界ランク2位と3位だったんだよね」「ようやく日本勢メダル獲得か! 谷井おめでとう!」などメダル獲得を祝福するとともに、代表が内定した2016年リオ五輪での活躍にも期待する声が寄せられている。

レースは途中で抜け出したトスが最後までリードを保ち、3時間40分32秒で優勝。トスは途中でトイレに立ち寄ったが、2位以下を大きく引き離した。
《岩藤健》

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