【ブエルタ・ア・エスパーニャ15】第7ステージも新城の逃げは容認されず | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エスパーニャ15】第7ステージも新城の逃げは容認されず

スポーツ 短信
撮影=飯島
  • 撮影=飯島
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ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージは選手が装着するサイクルコンピューターの温度計が一時45度を表示するような異常な暑さの中でのレースとなった。

新城幸也が所属するヨーロッパカーは、新城かジェローム・クザンのどちらかが逃げグループに入るように指示を受け、スタートと同時に発生したアタックに新城が反応。10名ほどのグループが形成されたが、10名という人数の多さから警戒したチームが一気に追い上げ、その逃げは容認してはもらえず新城は集団に戻った。

次のアタックに反応したクザンはスタートから15km地点で5名のエスケープに成功した。この第1集団は総合順位に影響のない選手たちと判断され、この逃げグループはメイン集団から大きくタイム差を稼ぎ、ゴールまでの1級山岳に入った。

メイン集団の前方では山岳のスペシャリストが残り18kmの山岳に入り一気にペースを上げ、逃げている選手を追い上げたが、タイム差が開きすぎていたためヨーロッパカーのクザンを含む逃げは3名に人数を減らしながらも、山頂まで逃げ続けた。

3人による山頂ゴールスプリントに入るが、600m手前でクザンが一緒に逃げていた選手と接触。落車してしまうアクシデントがあり、後続集団から追い上げてきた選手に1人抜かれ、4位でゴールした。

新城はメイン集団で最後の山岳に入るまで耐えたが、暑さで頭痛を訴え、山岳に入ってからも思うようにペースが上がらず、16分45秒遅れの13人ほどの集団のなか、99位でゴールした。

「今日も逃げに乗れなかった。10人くらいになった時は行けると思ったが、しっかりチェックされなかなか逃がしてはくれない。ジェロームの最後の落車は本当に残念だが、あれだけ逃げ続けたのは立派だと思う」と新城。
「頭がガンガンするような暑さで、脚の動きもいまいちだったので、明日は回復していることを願う。3級山岳からが勝負だと思うのでここを粘ってゴールに備えたい」
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