これも私のお気に入りだ。やはりマジックテープで、サイズは50mm×1550mm。片面はメス。そして先端に約200mmほどがオスになっていて簡単に結束できる。これを輪行の際に大いに利用。
輪行の時に他人の邪魔にならないよう、電車の先頭か最後部に自転車を立てるが、動かないように手すりに固定する必要がある。その時、威力を発揮するのがこれらの結束バンドだ。2本使い、自転車にはあらかじめこの結束バンドの片側をプラスチックのカンなど利用してステムなどに巻きつけ、もう一本はシートポストに片側を巻き付けておく。
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ユタカ製結束テープ
電車内で素早くこの2本を手すりに通して、後はおたがいを相手にペタッと張り合わせるだけ。瞬く間に結束できる。
実は電車の中では、この瞬間結束、瞬間剥離がとても大切。揺れる電車では他のベルトタイプではなかなかはかどらない。それに席も確保したい。長距離の移動では体力温存のためにやはり座っていきたいのでこれらは素早く終わらせるのが大切だ。
また電車を降りるときにはサッとバイクを持ち出したいので、これなら瞬間に外せる。
(6)クラレ「自由自在バンド」
これもなかなか便利。やはりマジックテープで、サイズは25mm×3000mmあり、自分の好きな長さに切って使う。特徴は片面にオスとメス混在していて、好きなところでどこでも結束できる。
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クラレ「自由自在バンド」
これもとても使いやすい。だが、収納する時に気をつけないと自分自身に張り付いてしまう。つまり25mm幅のベルトが張り付き12.5mmの細身の幅になり、いざと言うときに結束面がなく、結束できないことが多々ある。収納の際は気をつけて巻くことが必要だ。
ところで、この「自由自在バンド」の結束力は実に強力。結束したバンド同士を引きはがす方向に引っ張ると簡単にはがれるが、水平方向に引っ張るとビクともしない。
サイクリングに行った際、初めて参加した初心者が途中でバテてしまった。その時、私はこのバンドを2本つないで伸ばし、私の自転車のシートポストと相手のヘッドチューブに巻いて貼り付け牽引したことがあるが、全くはがれることなく走れた。
と言う訳で私はこの6種類の結束ベルトを利用している。
■結束バンドの使用例
パックパックに荷物が入りきらない場合に結束バンドを使った例を紹介する。大きなペットボトルがパックパックから飛び出してしまった場合の使用例だ。
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そのままだと左右のジッパーがだんだん開いてしまう。そこで細めの結束バンドを左右のジッパーに通して輪を作り、そのふたつ輪をマジックバンドで結束してジッパーが開かないように止めたもの。この方法は長い蛍光灯を購入して、自宅に持ち帰るときにも利用した。
もはや、私には結束バンドは手放せないアイテムだ。