世界陸上北京大会が8月22日に開幕し、男子マラソンでエリトリアの新鋭ギルメイ・ゲブレスラシエが優勝した。19歳のゲブレスラシエは今大会の金メダル第1号になった。
36キロ過ぎにトップに立つと、追いすがる他選手を振り切り最後は余裕を持ってゴール。マラソン3度目の挑戦にして、エリトリアに世界陸上初の金メダルをもたらした。
今大会は事前の評判が高かった選手が苦戦し、全体的には波乱含みの展開、結果となった。その中で日本勢の最高は藤原正和の21位、前田和浩は40位だった。
序盤は先頭集団につきながら、勝負所に入る前の揺さぶりで脱落してしまったことに、「半分までは非常に良いレースができていました。先頭集団につきたかったが、つけませんでした。身体が動きませんでした」と藤原はレース後に悔しさをにじませた。
この結果に日本からは「日本の男子マラソン、五輪の前年でコレではどうしようもないな」「残念だけど、予想通りの結果」「男子マラソンで日本勢が入賞できなかったのは非常に残念」「マラソンは若手育ってないのが厳しい」「男子マラソンが残念でしたな。やはり世界の壁は厚い」など、入賞者0に終わった結果も半ば予想通りとする声が多い。
《岩藤健》
page top