ニューイングランド・ペイトリオッツのクォーターバック(QB)トム・ブレイディと、NFLとの和解は成立するのか。協議の行方に注目が集まっている。
昨シーズンのスーパーボウルを制したペイトリオッツだが、AFCチャンピオンシップで自分たちが有利になるようボールの空気圧を調節していたとの疑惑が浮上し、NFLから調査を受けていた。
すでにチームは100万ドル(約1億2400万円)の罰金と、2016年と2017年のドラフト指名権の剥奪という処分を受け入れているが、問題に関与したとしてブレイディ個人にも開幕から4試合の出場停止処分が科されている。
だがブレイディは、調査報告書は証拠不十分であり、有罪を明確に立証できていないなど複数の項目で異議を申し立てた。この件に関しては選手会もブレイディ側を支持している。だがNFLは異議申し立てを却下し、ブレイディは法的手段も辞さない構えを見せた。
和解協議は8月12日にブレイディとロジャー・グッデルNFLコミッショナーが出席し、7時間以上にも及んだ。翌日はブレイディとコミッショナー抜きで、代理人同士が和解に向け話し合いを行った。
次回の和解協議は19日に行われる予定だが、果たしてブレイディは開幕戦に出場することができるだろうか。
《岩藤健》
page top