2015年ツール・ド・フランス、7月15日の第11ステージはポー~コトレ・ヴァレー・ド・サン・サヴァンの188km。ツールマレー峠で逃げ集団からアタックしたポーランドのラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)が独走で逃げ切り、自身3度目の山岳ステージ優勝を飾った。
ピレネー2日目、序盤はアタック合戦や集団の分裂などが繰り返され、ようやく75km地点でマイカ、トマ・ボクレール(ヨーロッパカー)らを含む逃げが決まる。この逃げは最大8人まで膨れ上がり、メイン集団とのタイム差を6分まで広げる。
超級山岳のツールマレー峠頂上まで残り7kmとなったところで、逃げ集団からマイカがアタック。メイン集団ではアスタナ、スカイなどがペースを上げ、集団の人数を20人前後まで絞り込んでいく。
2014年ツール山岳賞のマイカはツールマレー峠を単独で越えると、最後の3級コトレ峠の上りでもリードを守り切り、昨年の山岳ステージ2勝に続くツール通算3勝目を獲得した。2位は1分差でダニエル・マーティン(キャノンデール・ガーミン)、3位は1分23秒差でエマニュエル・ブッフマン(ボーラ・アルゴン18)。
メイン集団はスカイがコントロールし、ライバルの攻撃を防ぐ。終盤、総合11位のバウケ・モレマ(トレックファクトリーレーシング)のアタックで、総合10位のビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が再び遅れ、モレマが10位の座を奪った。
その他の総合上位勢はほぼ動きがなく、クリストファー・フルーム(スカイ)がマイヨジョーヌを守っている。
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