2015年ツール・ド・フランス、7月14日の第10ステージで2014年王者のビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)は今大会初の山岳バトルで大きく遅れ、二連覇が遠のいた。
ニーバリは上りの途中でいち早く集団から脱落し、ステージ優勝したクリストファー・フルーム(スカイ)から4分25秒遅れでゴール。総合成績でもマイヨジョーヌのフルームとの差は、6分57秒と大きく開いた。
「厳しい1日だった。ペースをキープできなかった。ちゃんと呼吸もできなかった。正しいペダリングのペースも見いだせなかった。まるでまったく力が残ってないようだった。チームメイトについていくこともほぼできなかった。力をコントロールしようとしたけど、4km進んだところで脱落し、もっとゆっくり上ることにした」
「間違いなくフルームは僕たちを激しく痛めつけた。でも僕たち全員、優勝候補全員がタイムを失った。バンガーデレン、ロドリゲス、コンタドールですらね。みんな自分たちがいいと思っていたんだ」
「これからは厳しい戦いになるだろう。肉体的には調子はいい。でも、これ以上はできない。僕は去年のビンチェンツォ・ニーバリと同じじゃないんだ」
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