2015年ツール・ド・フランス、7月12日の第9ステージ。チームタイムトライアル(TT)を得意とするオリカ・グリーンエッジだが、すでに負傷リタイアで3人を欠くこの日は最下位に甘んじるのを受け入れるしかなかった。
2013年ツールのチームTTでは史上最速の平均57.841kmで優勝。さらに今年のジロ・デ・イタリアでもチームTTを制したオリカ・グリーンエッジ。しかし、この日はわずか6人で出走し、さらにマイケル・マシューズも肋骨を骨折中と満身創痍の状態でスタートした。
最終的に優勝したBMCレーシングから4分58秒遅れ、21位のコフィディスからも約2分半遅れる22チーム中最下位でゴールした。
マット・ホワイト監督はこのチームTTでは体力の消費を抑えたことを認め、第2週からマシューズ、イェーツ兄弟らがステージ優勝を狙うと誓った。
「今日はエネルギーを温存し、6選手全員をできる限り少ない力でゴールさせることがすべてだった。マイケルは日々よくなっている。いつステージを狙う準備ができるかわからないが、今日はそこに向けて役立つ1日となった」
「明日は待ちに待った休息日だ。ツール第2段階で我々は変化する。総合とスプリンターチームの緊張感はもう終わりだ。ベストクライマーたちが雌雄を決する段階に入る。2週目には、我々が狙える日が間違いなくある。いつ、どこかは様子を見ないといけない」
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