2015年ツール・ド・フランス、7月14日の第10ステージ。コロンビアのナイロ・キンタナ(モビスター)はマイヨジョーヌのクリストファー・フルーム(スカイ)に食い下がったものの、最終的に1分04秒遅れのステージ3位でゴールした。
総合優勝候補4強の中で、最も上りに強いと予想されていたキンタナだが、この日のフルームの前にはなす術なく、最終的にはリッチー・ポート(スカイ)にも抜かれた。それでも総合では3位に浮上し、ベストヤングライダー賞のマイヨブランを獲得した。
「結果と僕の調子はいいけど、最高じゃない。上りのふもとでテンポを上げて、ライバルのレベルを見極めたいと思った。フルームの優位は容赦なかったね。僕たち全員より強い。彼の上りのリズムは、今日の僕にとっては高すぎた」
「最後の上りは、かなり暑かった。ここから自分の脚と体がどれだけ回復するか見守らないといけない。この順位を守って、失ったタイムを埋め合わせるための作戦を立てないといけない」
「マイヨジョーヌを奪うチャンスは少し下がったけど、僕は最後まで戦う。2年前、フルームが終盤に力を落としたのを僕たちは見たんだ。いつか彼が調子がよくない日があるのを見極めないといけない。フルームだってみんなと同じ人間だし、弱点がある。僕のマイヨジョーヌの夢はまだ終わってないよ」
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