2015年ツール・ド・フランス、7月14日の第10ステージ。スペインのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)は苦戦し、2分51秒遅れの11位でゴール。マイヨジョーヌのクリストファー・フルーム(スカイ)とのタイム差も4分04秒まで開いた。
上りの中腹でライバルたちから遅れたコンタドールは、この日の不調を認めた。しかしダブルツール制覇に向けて、戦いはまだ終わっていとも強調していた。
「休息日後のステージは、大きくタイムロスする選手がいるものだ。僕は呼吸できなかった。まだできない。だから、脚から乳酸を除去できずに、ペースについていけなかった。バッドデーだった。そして、フルームが他の誰よりもよかったのがわかったよ」
「これが自転車だ。いい日もあれば、悪い日もある。レースはほとんど見えなかったけど、フルームが加速して飛び出すのは見えた。モビスターのペースはそれほど問題じゃなかったけど、スカイのペースはもっと速かった」
「ツールはとても長いレースだ。今日の僕が絶好調じゃなかったのは事実だ。それでも、僕が今日のフルームと同じくらいの調子になる状況もありうる。だから、彼がツールを勝つのが当然だとは思わない。僕たちは山岳に入ったばかりだし、レースはまだ終わっていないんだ」
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