太田昭宏国土交通大臣は7月3日、東京オリンピック(2020年)開催時の首都圏空港アクセス鉄道について「輸送力に余裕があり、大会時の輸送需要に対応可能だ」との考えを示した。
国交相の諮問機関「交通政策審議会(交政審)」が7月1日、東京都心と東京国際空港(羽田空港)を結ぶアクセス鉄道の構想について、オリンピック開催時までの開業は困難との見通しを示したことを受け、見解を示したもの。太田国交相は「環境アセスなど事前の手続きや工事に相当の期間を要するため、大会までの開業は困難との見通しが示された」と説明した。
国交相はまた、「審議会の中間整理では、空港駅や空港アクセス路線の乗換駅のバリアフリー化や案内の多言語化などの取り組みも示されており、これらはしっかり推進していきたい」と述べた。
東京オリンピックの空港アクセス鉄道「現状で対応可能」…太田国交相
《編集部@レスポンス》