東京マラソン財団は6月30日、東京都内で東京マラソン2016と同財団スポーツ・レガシー事業についての記者説明会を開催。記者会見には車いすの副島正純選手、 チャリティ・アンバサダーの朝日健太郎さん、スポーツ・レガシー委員の為末大さんらが登壇した。
東京マラソン2016から車いすマラソンレースは国際パラリンピック委員会(IPC)公認大会として開催する予定で、現在IPCに申請中だ。副島選手が車いすレースディレクターに就任し、世界最高レベルの車いすレースの展開を目指す。
第1回から出場している副島選手は、「年々大会が大きくなるとともに、車いすももっと色んな人に観ていただきたいという気持ちを持っていました。今回は世界大会ということで、世界のトップアスリートと一緒に走れることを楽しみにしています」とコメント。
「日本国内で海外のトップ選手が走ることができるチャンスは国内選手のモチベーションも上がるし、今後の車いす競技のレベルアップとなり変わっていくと思う。ぼく自身、現役選手ではあるけれど、そういう目線でレースをもっと面白く、色んな人に興味を持ってもらえるようなレースを作って盛り上げていきたいと思います」と続けた。
《五味渕秀行》
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