イタリア・ロード選手権が6月27日、レニャーノ~トリノ間の219kmのコースで開催。2014年ツール・ド・フランス王者のビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が大会2連覇で今季初勝利を挙げ、ツールにも弾みをつけた。
ニーバリはレース終盤の厳しい上りでハイペースを刻んで集団をバラバラにし、他の2選手とともに先頭に立つ。さらに最後の上りゴールでライバルたちを振り切り、多くのファンの声援を受けながら単独で優勝を飾った。
「遅かれ早かれ、彼らは僕を追いかけて疲れるだろうと思ったんだ」とニーバリはレースを振り返った。
ニーバリは昨年もイタリア選手権までは未勝利ながらも、このレースを制した後のツールでは圧倒的な強さを見せ、総合優勝を飾った。
今季もこの日まで未勝利だったが、再びイタリアチャンピオンジャージをまとった。2014年とまったく同じ流れとなり、ツールに向けていい兆しとなった。ニーバリはツール開幕に向けて7月1日にオランダ・ユトレヒトへ向かう。
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