第84回全日本自転車競技選手権大会ロードレースが6月28日、栃木県那須町周辺に設けられた1周16kmの特設コースで行われた。15周、240kmで争われた男子エリートは窪木一茂(Team UKYO)が優勝した。2位にチームメイトの畑中勇介が入り、ワンツーフィニッシュとなった。
「早く帰って寝たいですねえ、疲れました」と表彰台で最初に答えた窪木。「昨日の夜にミーティングをして、(チームの)みんながぼくのために今日は動いてくれるという話だった。後半、集団がひとつになってからはチームメイトとすれ違うたびに"おまえ獲れよ”と言われていたので、何としてでも今日は一番でゴールを獲るつもりで走りました」とレースを振り返った。
最後わずかに抜け出して、ひとりでゴールに駆け込んできた。「いつも詰めが甘い走りだったので、ゴール手前まであきらめずに踏み続けた結果勝てたのでよかったです」
「今日はみんなでシャンパンを開けてお疲れ会をしてから、次のことを決めたいと思います」と締めくくった。
3位は増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が入った。
《五味渕秀行》
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