今シーズン無冠に終わった責任を取り退団したカルロ・アンチェロッティ監督の後任として、新たにレアル・マドリードの監督に就任したラファエル・ベニテス監督が会見を行った。
レアル・マドリードの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせたベニテス監督。20年ぶりに戻って来た“我が家”に会見では涙も見せた。
「私にとって感動的な瞬間だ。ここ数年は成功を収めるために努力した。ホームに戻ることが私の目標だった。今後はできる限り長くここに留まりたい。とても感動的な瞬間になった。皆さんとともに楽しみたい」
来季に向けたチーム作りについては「今日は特定の選手やシステムについてではなく、私のアイディアについて話したい」と、全体の方向性を語り出した。
「私を守備的と評する意見は多いが、ナポリでは2年連続104点を挙げた。優秀なチームは攻撃的でなければならない。誰がプレーしようと関係ない。具体的な話はリーグを知ってから。誰を起用するかについては聞かないでくれ」
こうした反論は「退屈なベニテスのサッカーでは、勝ってもレアルのファンが満足しないだろう」との声に応えたものと見られる。その言葉通りスペクタクルな勝利を見せられるか。
《岩藤健》
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