2015年UCI MTBワールドカップ・クロスカントリー第2戦が5月31日、ドイツ・アルプシュタットで開催。フランスのクロスカントリー世界王者ジュリアン・アブサロン(BMC)が、今季初勝利を挙げた。
レースは、昨シーズン熱戦を繰り広げたアブサロンとニノ・シュルター(オドロ・スコット)の争いに。アブサロンはスロースタートだが力強いリズミカルな走りが持ち味で、一方のシュルターは1週間前の前戦チェコで優勝を逃した悔しさを晴らしたいと燃えていた。
アルプシュタットの長い上りと比較的勾配が緩やかな下りはアブサロン向き。シュルターはチャンスを待って、アブサロンに追いつく作戦で走った。
この作戦は功を奏すかと思われたが、最終ラップの最後の下りでシュルターは落車し、脚から出血。この結果、アブサロンが逃げ切ってワールドカップ通算13勝目を飾り、ポイントランキングでもトップに立った。
幸いシュルターのケガはかすり傷で、2戦連続2位フィニッシュ。単独3位には、前戦地元チェコで優勝した好調のヤロスラフ・クルハビー(スペシャライズドレーシング)が続いた。
【やわらかスポーツCYCLE】
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