2015年ジロ・デ・イタリアは5月31日、最終第21ステージがトリノ~ミラノ間の178kmで行われ、ティンコフ・サクソのアルベルト・コンタドールが総合優勝をした。区間優勝はベルギーのイイヨ・ケイセ(エティックス・クイックステップ)が逃げ切って獲得した。
最終日は、完全な平坦ステージ。総合争いには動きはなく、マリアローザを確実にしたアルベルト・コンタドールとティンコフ・サクソは祝勝ムードで集団を先導する。
86.6km地点の1度目の中間スプリントではBMCレーシングが動き、フィリップ・ジルベールが先頭通過するが、その後、ミラノの周回コースに入るまで再びティンコフ・サクソがレースを率いていく。
ラスト30kmで、ケイセとルーク・ダーブリッジ(オリカ・グリーンエッジ)がアタック。しかし、ゴールスプリントを狙うメイン集団は最後まで2人を捕えきれず、逃げの2人のスプリントはケイセが制してグランツール初のステージ優勝を挙げた。集団先頭の3位はロジャー・クルーゲ(IAM)が入った。
若干タイム差に動きはあったものの、コンタドールは集団内でゴールし、2008年以来2度目のジロ総合優勝を獲得。グランツール制覇はこれで7度目となった。2位は1分53秒差でファビオ・アール、3位はミケル・ランダと表彰台の両脇はアスタナ勢が固めた。
最終日まで争われたポイント賞のマリアロッソは、ステージ5位に入ったジャコモ・ニッツォーロ(トレックファクトリーレーシング)が守り切った。ニッツォーロをアシストした別府史之は、総合117位で自身4度目のジロ完走を果たした。
山岳賞のマリアアッズーラはジョバンニ・ビスコンティ(モビスター)、新人賞のマリアビアンカはアールが獲得した。
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