2015年ジロ・デ・イタリア、5月29日の第19ステージ、ここ数日チームメイトのミケル・ランダの陰に隠れていたファビオ・アール(アスタナ)が復活の勝利を挙げた。
ランダが第15、16ステージを連勝する一方、アールは少しずつタイムを失い、ランダに総合2位の座を明け渡していた。
しかし、この日はラスト7kmでアタックし、マリアローザのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)がランダを警戒する中、そのまま上りを独走で逃げ切ってステージ優勝を獲得。さらに、ランダから総合2位の座を奪い返した。
「最後の100kmは、大好きなU23レースのジロ・デ・バルダオスタで走っていたので暗記していた。この地域とは強い結びつきを感じるんだ。最後の数mで何を考えていたかはわからなかった。20日間、チームはずっと僕のそばにいてくれた。厳しい時間もね。今日はチームメイトがレースを作った。チーム全員が、スタートからフィニッシュまで最高だったよ」
「ラスト7kmの苦しみはモルティローロ(第16ステージ)のラスト40kmと同じだった。あらゆることが頭を通り過ぎるけど、それが自分に影響しないようにすることを学んだんだ。その能力がここでは何日も役立った。脚よりも頭でペダルを踏んでいるんだ」
「去年のモンテカンピオーネは僕の初勝利だから、特別だった。でもこの勝利は僕が経験したこと、過去数日のことがあったから、特にハッピーなんだ」
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