【全仏オープン15】錦織、クレー巧者ベルッチを下し3回戦へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【全仏オープン15】錦織、クレー巧者ベルッチを下し3回戦へ

スポーツ 短信
錦織圭(2015年5月27日)
  • 錦織圭(2015年5月27日)
  • 錦織圭(2015年5月27日)
  • 錦織圭対トマス・ベルッチ(2015年5月27日)
テニスの全仏オープンは5月27日に男子シングルス2回戦が行われた。第5シードの錦織圭はトマス・ベルッチを7-5、6-4、6-4のストレートで破り、3回戦進出を決めた。

相手のベルッチは前哨戦のジュネーブ・オープンで優勝し、全仏に向け上り調子の選手。第1セットは序盤から気の抜けない展開となったが、第11ゲームをブレークし、終盤に突き放した。

先にセットを奪ったことで錦織は調子を上げる。第2セットは1回戦から課題だったファーストサービスの精度に苦しむも、相手のゲームを2度ブレークし連取。

第3セットではファーストサービスの確立が64%と、若干ではあるが改善も見られた。果敢にネットへ出るプレーでもポイントを奪う。

早め、早めに追い詰められ、ベルッチは集中力を欠いたようでもあった。それでもゲームカウント2-5と追い詰められた状態から、2ゲーム連取して追い上げるなど終盤に意地を見せる。

最後は錦織がサービスエースで粘る相手を振り切り、全仏オープン2度目の3回戦進出を決めた。

試合後インタビューで錦織は、「ここまで良い感触でプレーできてる。トマスのようにタフな相手をストレートで敗れたことには、非常に満足している」と語った。

気になる3回戦の相手は、フェルナンド・ベルダスコを破り勝ち上がってきた、ベンジャミン・ベッカーに決まった。

錦織圭のコメント
「(相手のトマスは)ローマでも(ノバク・)ジョコビッチに良い試合をしていたり、先週ももちろん優勝していたり、クレーで強い選手なのは分かっていた。いつも以上に身構えていた部分はありました」

「フォアで両サイドに打ってこられる選手なので、長いラリーになるのは分かっていました。中盤からは自分がコートの中に入って行って、ダウンザラインなども打っていけたので、主導権を握ってプレーできていたと思います」

「(3回戦で当たるベッカーの印象は)サーブが良い。前回プレーしたときも、サーブからの展開が速かった。攻撃力のある選手。クレーでは初対戦なので、ビデオを見るなどして備えたい」




【やわらかスポーツCYCLE】
《岩藤健》

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