全仏オープンでは4回戦進出が最高のマチュー。しかし2012年にはジョン・イスナーと5時間を超える激闘を演じるなど、名勝負製造男として地元の期待も高かった。
アウェーな雰囲気の中、第1セットを先取した錦織。第2セットも第2ゲームで早くもブレークに成功する。だが第5ゲームにブレークバックされると、その後は一進一退の我慢比べになった。
錦織はフォアの切れ味が良く、ストローク戦ではマチューを押し込む場面も多々見られた。だがファーストサービスの成功率が40%台と低く、なかなか突き放せない要因となった。
最後はネットに掛かったボールがマチューのコートに入り、運を味方につけた形で第2セットも連取する。
第3セットもサーブに劇的な改善が見られたわけではなかった。それでも決まったときは高い確率でポイントを奪い、立ち上がりから5ゲーム連取して一気に試合を終わらせる。
試合後の錦織は、「第2セットを取れたのが大きかった。相手もリスクを負って攻めてきたところを、最後にブレークできたので第3セットは余裕を持てた」と、流れが傾きかけたところで相手に譲らなかったのが勝利につながったと振り返った。
全仏オープン初戦突破に、「錦織選手初戦快勝おめでとうございます」「錦織が買った時にカメラに向かってサインするのクソかっこいいよな」「錦織くんのカメラにサインするやつ何度見てもかっけー」「マチューに流れを完全に渡さない集中力。いい感じだった」など、ファンは順調な滑り出しと見ている。
昨年はケガの影響もあり1回戦で敗れた錦織。今年は頂点まで駆け上がれるか。
Kei Nishikori rolls into the ROLAND-GARROS second round with a 63 75 61 win over Paul Henri Mathieu.What do you think of Kei's start in Paris?
Posted by ATP World Tour on 2015年5月24日