2015年ジロ・デ・イタリア、5月24日の第15ステージ。スペインのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)はライバルのファビオ・アール(アスタナ)に対しさらに7秒リードを拡大し、総合首位のマリアローザを守った。
伝説のクライマー、故マルコ・パンターニが1999年に制したマドンナ・ディ・カンピーリオでのこの日の争い。コンタドールは優勝したミケル・ランダ(アスタナ)、2位のユーリ・トロフィモフ(カチューシャ)に続く3位でフィニッシュした。
総合2位のアールは1秒差の4位でゴール。さらにコンタドールは中間スプリントとゴールで計6秒のボーナスタイムを稼いだことで、アールとのタイム差を2分28秒から2分35秒に広げた。
「僕がジロのパトロンだって? わからないよ。君がそう言っているんだろう。僕はただベストを尽くすことに自分を捧げることしかできない。今日のアスタナはとても強かった。彼らの後ろについていると、一緒にチームタイムトライアルを走っているようだった」
「でも、今日の僕の脚はよかったし、このステージを勝ちたかった。パンターニのことを考えていたからね。彼は僕の模範なんだ。でも、アタックやカウンターアタックが続いて、そのすべてをコントロールするのは不可能だった」
「ランダとは話していない。でも、その必要はなかった。彼は偉大なライダーだし、すばらしいレースをした。僕もうれしいよ」
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