2015年ジロ・デ・イタリア、5月15日の第7ステージはグロセット~フィウッジ間の264km。イタリアのディエゴ・ウリッシ(ランプレ・メリダ)が混戦のスプリントを制し、ジロ4度目のステージ優勝を飾った。
今大会最長ステージは4級山岳がひとつ設定されているだけだが、終始アップダウンが続く難コース。前日の落車で左肩を脱臼したマリアローザのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)は、痛みを抱えながらも出走した。
22km地点で4人の逃げが決まり、メイン集団に対し10分前後の差を保って逃げ続ける。しかし、ラスト20kmですべての逃げは捕まり、メイン集団はティンコフ・サクソがペースアップ。集団の人数が絞り込まれていく。
上り勾配のスプリントでは各チームが激しい位置取り争いを繰り広げたが、最後にウリッシが抜け出し、勝利の雄たけびを発した。ランプレ・メリダは第5ステージに続き、今大会2勝目。2位はフアンホセ・ロバト(モビスター)、3位はサイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ)が続いた。
コンタドールは集団がペースアップする中でも力強く走り、先頭集団で無事ゴール。総合首位のマリアローザを守った。
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