2015年ジロ・デ・イタリア、5月14日の第6ステージはモンテカティーニ・テルメ~カスティリオーネ・デッラ・ペスカイア間の183km。ドイツのアンドレ・グライペル(ロット・スーダル)がゴールスプリントを制し、大会通算ステージ3勝目を挙げた。
中盤に4級山岳がひとつ待ち受けるだけの平坦ステージ。20km地点で5人の逃げが決まり、4~5分差で逃げ続ける。メイン集団は、スプリンターを擁するチームがコントロールする。
後半の横風区間でメイン集団のペースが上がる中、ラスト14kmで逃げは吸収される。その後は各チームが主導権争いを繰り広げる中、ロット・スーダルが完璧なトレインを組む。
ゴール前数100mで、集団内で落車が発生する波乱もあったが、グライペルは完璧なタイミングでスパートし、今季4勝目。5年ぶり出場のジロで通算3度目のステージ優勝をつかみ、ポイント賞でもトップに立った。2位はマッテーオ・ペルッキ(IAM)、3位はサッシャ・モドロ(ランプレ・メリダ)。
総合首位のアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)はゴール前の落車に巻き込まれ、左肩を打撲。救済措置によりマリアローザは守ったが、今後の戦いにどのように影響するか心配される。
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