2015年ジロ・デ・イタリア、5月12日の第4ステージはキャバリ~ラ・スペツィア間の150km。地元イタリアの22歳、ダビデ・フォルモロ(キャノンデール・ガーミン)が荒れた展開のレースで逃げ切ってプロ初勝利を挙げた。
第4ステージは終始アップダウンが続く難コース。スタート直後のアタック合戦で別府史之(トレックファクトリー)が飛び出すが、すぐに集団に捕まり、その後もアタック合戦が延々と繰り返される。
20km過ぎの3級山岳の上りで30人弱の逃げが抜け出し、その後もアタック、分裂、再合流を繰り返しながら進んでいく。
メイン集団は一時10分以上の差をつけられるが、中盤の2級山岳でアスタナがペースを上げ、タイム差を縮めるとともに集団の人数も20人あまりに絞り込んでいく。
残り15km、最後の3級山岳の手前で14人となった逃げ集団からフォルモロがアタック。後続に差をつけ、山岳ポイントを先頭通過する。
人数を減らしたメイン集団からもファビオ・アール(アスタナ)、アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、リッチー・ポート(チームスカイ)ら総合争いの選手が逃げ集団に追いつき、合流する。
しかし、フォルモロは強力な追撃を最後まで寄せ付けず、単独逃げ切りでグランツール初出場初勝利を飾った。追走集団は22秒差でゴールし、2位はサイモン・クラーク(オリカ・グリーンエッジ)、3位はヨナタン・モンサルベ(サウスイースト)が入った。
総合首位のマリアローザは、マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)が遅れたことで、チームメイトのクラークのもとへと渡った。
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