2015年ジロ・デ・イタリア、5月9日の第1ステージ・チームタイムトライアル。オーストラリアのリッチー・ポート擁するチームスカイは9位と出遅れたが、勝負はまだ始まったばかりと気持ちを切り替えていた。
今季のポートはパリ~ニース、カタルーニャ一周、ジロ・デル・トレンティーノで総合優勝を挙げ、絶好調でジロを迎えた。
しかし、この日のチームスカイは19分53秒の9位。アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、ファビオ・アール(アスタナ)、リゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ)ら総合争いのライバルを追いかける立場となった。
「今日の僕たちはよかったと思う。みんなスムーズで着実だった。よく頑張ったよ。このレースは今日で勝負が決まるわけじゃない。今は秒差の争いだけど、最終的に分差の争いになるんだ。1週目は、秒差を失うことに興奮しがちなんだ」
「タイムを失うことは理想的じゃないけど、世界の終わりじゃないよ。レースが開幕したのはいいことだ。ここに来たとき僕はフレッシュだし、戦う準備ができている」
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