2015年ジロ・デ・イタリア、5月9日の第1ステージ・チームタイムトライアル。スペインのアルベルト・コンタドール率いるティンコフ・サクソは2位に入り、総合争いのライバルたちから早くもリードを奪った。
ティンコフ・サクソは、優勝したオリカ・グリーンエッジから7秒遅れの2位でゴール。その一方で、コンタドールのライバルとなるファビオ・アールのアスタナに対しては6秒、リゴベルト・ウランのエティックス・クイックステップには12秒、さらにリッチー・ポートのチームスカイには20秒の差を早くも築いた。
ジロ制覇に向けて好発進を切ったコンタドールは、満足そうに振り返った。
「とてもうれしいよ。結果だけでなく、チーム全員が100%発揮したこともね。一瞬、統制を失ったけれども、僕たちのパフォーマンスはとてもよかった。でも、ライバル全員に対してタイムを奪えたので、とても満足だ」
「優勝候補の間のタイム差はあまり大きくないけど、例えば個人TTのときに直接のライバルに対しタイム差を持ってることになる。前にいるのは、いつだって理想的だよ」
「これからは、1日1日取り組まないといけない。君たちが言っていることはわかるけど、たぶんその通りだよ。グランツールでは全ステージつねに注意しないといけないからね」
《》
page top