元ブラジル代表GKロジェリオ・セニが、また記録を更新した。セニは4月11日に開催されたサンパウロ州選手権に出場し、前半44分に強烈なフリーキックを決めてゴール。自ら先制点をもぎ取った。
ゴールほぼ正面でボールをセットしたセニは、助走をつけ壁の右端を狙い蹴り出した。ボールは低い弾道で一直線にゴールへ向かう。味方選手が直前にしゃがんだことでブラインドになり、キーパーは1歩も動くことができなかった。
今季のサンパウロ州選手権で4得点目を叩き出したセニ。今年でキャリア25年、42歳の大ベテランだが足下の技術は衰えていない。
ポジションはGKながら、卓抜したキック技術で数々の得点シーンを作り出すセニ。キッカーとしても有名なGKと言えば、パラグアイ代表で日韓ワールドカップに出場したホセ・ルイス・チラベルトもいる。チラベルトはGKで史上初のハットトリックを達成したが、セニはキーパーでありながらキャリア通算100得点を記録した唯一の選手だ。
これが127ゴール目になったセニ。さらなる得点記録の更新にも期待がかかる。
《岩藤健》
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