ベルギーで4月5日に開催された2015年ツール・デ・フランドル。ノルウェー人で初めてこのレースの勝者となったアレクサンドル・クリストフ（ノルウェー）は、「子どものころの夢が叶った」と喜びを表した。
ラスト28kmで、ニキ・テルプストラ（エティックス・クイックステップ）のアタックに反応したクリストフ。そのまま追走集団を振り切り、最後はテルプストラとのスプリント争いを制した。
「子どものころ、フランドルで勝つことをずっと夢見ていた。今、夢が叶ったんだ。最後、ニキが仕事をやめたときは、ちょっとナーバスになった。後ろの集団に捕まるんじゃないかと恐れたから、高速をキープした。スピードを維持しても、100％じゃなければ、いいスプリントができると思ったんだ」
スプリンターのクリストフは、2015年早くも10勝目と絶好調。直前のデ・パンネ3日間ではステージ3勝と総合優勝を挙げるなど勢いに乗っていた。
「最高の1週間だね。これ以上は考えられないよ。ニキがアタックしたときは、追いかけないといけないと思った。抜け出した後はうまく協力できたし、ゴールまで彼が仕事してくれると信じていた。彼はオウデクワレモント（最後から2つ目の丘）で振り切ろうとしたけど、僕は石畳の上りでは調子がよかった」
「パーテルベルグ（最後の丘）では、彼をコントロール下に置いた。彼は強いから、行かせたくなかったんだ。彼についていけて、後ろから誰も来なかったのは満足だよ。僕はスプリントが速いから、勝ててうれしい。マカロフさん（チームオーナー）の誕生日にこの勝利を持ち帰れて、本当にうれしいよ」
《》
page top
