オランダのワンデーレース、フォルタ・リンブルフ・クラシックがアイスデンをスタート&ゴール地点とする198kmで開催。スイスの新人シュテファン・クング(BMCレーシング)が、独走でプロロードレース初勝利を飾った。
レース前半は7人の選手が逃げ、ラスト40kmでクングとチームメイトのダニーロ・ウィスを含む追走集団が合流。クングが残り22kmでアタックすると、ベルトヤン・リンデマン(ロットNLジャンボ)、ディミトリ・クレイス(ベランダス・ウィレムス)が反応。しかしクングはラスト16kmでこの2人を振り切り、そのまま独走勝利をつかんだ。
追走集団は27秒差でゴールし、2位はマチェイ・パテルスキー(CCC)、3位にはディラン・テウンス(BMCレーシング)が入った。BMCレーシングはアマエル・モワナールも7位に食い込んだ。
2日前のデ・パンネ3日間の個人タイムトライアル(TT)では、ブラッドリー・ウィギンス(スカイ)に続く2位に入ったクング。2月にはトラック世界選手権の個人追い抜きで世界王者のタイトルを獲得。2014年はBMCの育成チームに所属し、ヨーロッパU23選手権でロードレースとTTの二冠に輝いている。
クングは「上り坂の左コーナーの手前は向かい風で、その先は追い風だった。ダニーロが『行け!』と言ったんだ。その後は全開で走って、振り返らなかったよ。いつでも独走は最高の勝ち方だね」と喜んでいた。
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